05A:第5回 表計算・生成AI(2)
【目次と関連記事】
◆0.はじめに
◆1.表計算ソフトとは
◆2.テキスト「表計算ソフトの基礎」(PDF)
◆3.表計算ソフトの基本
◆4.表計算ソフトの数式処理
◆5.生成AIを使ってみよう
◆6.タイピング(5)
◆0.はじめに
◎出席: 今日のrespon:13:30開始,締切は15時
https://gyazo.com/f22fd76b2ad85ae63b363b235b142309
1. 「教室番号/参加場所」
2. キーワード:授業の冒頭に口頭で伝える
3. 前回の内容の自己評価
◎前回の補足◎
前回,生成AIの紹介で「読み方」が不明確でしたm(_ _)m.調べたら以下の通りでした.
Claude3:クロード スリー
ELYZA :イライザ
DALL·E 2:ダリ ツー
Mubert:ミューバート
◎今回の内容◎
今回は,表計算( スプレッドシート:Spread Sheet )ソフトと生成AIその2を学習します.
表計算ソフトでは,LibreOfficeに含まれるCalcを使います.表計算ソフトは実社会で( 会社でも小さなグループでも )数字を扱う際に非常によく使われます.「パソコンを使った業務の半分くらいは表計算をいじっている」といっても過言ではないでしょう.その他でもちょっとした計算メモや,レジメ,チラシなど,なにかと便利です.
※藤井は表計算ソフトをワープロ代わりに活用しています.数字や表の入った定形的な書類はワープロよりも作成・編集が楽ちん.
生成AIはいよいよ実際に使ってみる回です.主にCopilotを使って,いろいろと対話してみましょう.もちろん,ノートに📝は忘れずに.
◎今回の注意◎
★課題提出★
第1回から第3回までの課題は電子メール送信でした.未送信分がある場合には速やかにメール送信して提出しなさい.( 提出遅れは減点ですは0点よりマシ )
第4回からmanabaでの提出です.こちらも遅滞提出受付可能なので,まだの人は早急に提出しなさい.
※いずれも未提出者に限ります.
★前回提出レポートのコメント★
前回提出のmanabaの提出レポートにひとりずつコメントをつけます.
※レポートチェック終了後,manaba「成績」欄で見える
← タイミングは口頭で指示
まずは全体の注意を伝えるので自分のレポートに照らしてよく聞き,次回からアドバイスを活かしてよりよいレポートを書くようにして下さい.
※次回以降も共通する注意事項は多くある
再提出等についても指示があるのでよく聞いて下さい.
★第6回以降の参加について★
次回第6回から,対面/オンラインの参加を自由選択とします.以下にルールをまとめたので必ず読んでください.
これは実習時間外にやってください.今回学ぶ表計算ソフトも使います.
ダウンロードしたデータをCalcに取り込み,グラフを作成します.
※これらの準備作業は「最終課題」に必要な作業で,できる範囲の準備をあらかじめやっておくものです.絶対ではありませんが,やっておけば「最終課題」にかかる手間・ヒマが格段に楽になります.
では始めましょう.
◆1.表計算ソフトとは
表計算ソフトとは,スプレッドシート(Spread sheet)とも言われ,表形式の入力画面にデータや数式を入力して計算するソフトである.表計算ソフトを使ってデータと数式を入力すれば,以下のようにさまざまな処理が可能になる.
データの更新に応じて 自動的に再計算
データからグラフを作成
データを並べ替え
ある条件で抽出
蓄積したデータをデータベースとして利用
こうした機能により,今では家庭,ビジネス,研究・開発,教育など,さまざなまな方面で不可欠なソフトだと言える.
表計算といえば,Microsoft Excelが有名.しかしそれ以外にも,今回使うLibreOffice CalcやMac OSのNumbers(← Wikipedia),WebアプリのGoogleSpreadsheets( ←Wikipedia)などがある.細かい使い勝手はソフトによって異なるが, 「表形式のマス目に数値や計算式を入力して計算させる」
という設計思想は同じ.
※かつてこの方式のアイデアをめぐって裁判沙汰になったことがある.
参照:ロータス対ボーランド事件:「コンピュータ関係の創作保護についての最近の米国での話題」(1996年, 松本直樹の米国特許法研究室) 表計算ソフトの歴史については以下を参照.
◆2.テキスト「表計算ソフトの基礎」
本実習ではLibreOffice Calc( 以降"Calc"と略称 )を用いる.Calcはデータを処理するための数式の書き方や「関数」が,Microsoft Excelとほぼ互換なのが特徴である.また,Calcで作ったファイル(".ods")は,Excelで読み込むこともその逆も可能で,データの汎用性がある.
今回は紹介しないが「マクロ機能」を使って操作を自動化したり,「スクリプト言語」で高度なプログラムを作ることも可能である(LibreOffice Basic / BeanShell / Javascript / Python).スクリプトを作ればプログラミングスキルを磨くことも可能.少し壁は高いが,どんどんいじって遊んでみよう.
※豆知識※Calcの関数はExcelの関数とほぼ互換なので,関数を調べるときはExcelも含めて調べれば,より多くの情報を検索できる.
ここではCalcの基本について実習し, 表計算ソフトとはどのようなものか,どのように操作するのかを理解し, 特にセルを使った計算に慣れよう.
教材として,オンライン文書「表計算ソフトの基礎( PDFファイル )」 ( 以降「表計算テキスト」と呼ぶ )を使う.
以下のURLからダウンロードし,各自のPCで読み進めること.
※Writerテキストと同様,Linux上のLibreOffice ver. 6 での操作と,Windows版のver. 7.6の画面が混在している.メニュー構成など,自PCのOSの種類やLibreOfficeのバージョンにより細かい違いはある.それについては柔軟に対応すること.
参考までに,Calcの画面構成と名称を紹介する.ただし記事は2020年なので画像のバージョンは6.4.
https://gyazo.com/1e42179a4b666de9fc5c5e0e9e74a9bd
◆3.表計算ソフトの基本(第1節・第2節)
表計算テキスト第1節~2.10節を実際に入力しながら読み進めなさい.
★実習課題★
1. 1つのブックファイル新規に開きなさい.
2. 入力例を実際に入力・操作して機能を確認し,練習問題があればそれに取り組みなさい.
3. 入力したブックファイルを次のように保存しなさい.
ファイル名:calc01.ods
保存するフォルダ:各自の実習用フォルダ
ファイルは「デスクトップ」にベタベタ置くのは禁止.フォルダ名はわかりやすく.初めからフォルダを工夫して整理する癖をつけておくこと.
作業用のシートの構成は自由.
ブックファイル中,シートにデータを入力する場所はどこでもよいし, 適当な課題ごとにシートを追加してもよい.
※今回,印刷する課題はないが,各自作ったシートを印刷してみるのもよいだろう.
◆4.表計算ソフトの数式処理(第3節)
「表計算」というからには計算ができないと意味がない. 表計算テキスト3.1節~3.3節を,実際に入力しながら読み進めなさい.
★実習課題★
1. 前節とは別に,ブックファイルを新規に開きなさい.
2. 入力例を実際に入力・操作して機能を確認し,練習問題があればそれに取り組みなさい.
3. 入力したブックファイルを次のように保存しなさい.
ファイル名:calc02.ods
※作成したブックファイルは提出する必要はない.
保存先フォルダ:各自の実習用フォルダ
※注意※
一度操作しただけではすぐに忘れるので,新しいシートを使って同じ操作を何度かやってみることを強く推奨する.
◆5.生成AIを使ってみよう
上の記事ではCopilotを利用しているが,ChatGPTでもGemini(Google)でも構わない.
📝実際に行った作業,使ったプロンプト,結果,感想をノートに整理しておきなさい.
◆6.タイピング(5)
本実習でのタイピング練習はこれで最後.
この期に及んで手元を見てしまう人はいないと思うが,もしいれば必ずハンカチをかけること.
★★実習★★ タイピング(5)
読めばわかるが,あとは日常的な実践のみであろう.おすすめは,以下の通り.
1. 日本語の長文
2. 英語の長文
3. プログラミング文
※注意:タイピングの練習では,自分でがんばって作文しようとしないこと.文章を考えるにはとても時間がかかるし,ちゃんとした文章にするには推敲や校正も必要なので,入力の練習にはならない.すでに作った自作の文章を練習台にするのもあまりおすすめしない( 校正していないことが多い/自分の文はいじりたくなる ).
目標としては,英文なら200打/分を間違いなく打てること.漢字かな交じりでは100字/分を目指す.
※辞書登録も非常に有用.
今回はオプション課題も用意した.余裕がある人はぜひ.
提出は次回実習開始まで.
以上.
2024/5/8